私はイチゴが大の苦手です。つぶつぶをガリっと噛んだ感触がダメです。
イチゴはデザートであれば子どもや好きそうな人にあげる。
イチゴジャムなら代わりにピーナツバターを選べる。
このように食べずとも普段の食生活で困る事はほとんどありません、、でした。
先日、様々な自粛ムード・非常食の買い占めなど起こる中、普通に生活できる人は全力で外食し経済を回そう。
ということで、普段ほとんど行くことのない都心の人気イタリアンレストランに行ってきました。
そのレストランのメニューはシェフお任せコースなので、予約の際に好き嫌いやアレルギーの有無を聞かれます。
イチゴが嫌いなんて敢えて言う必要もないかな?と思いましたが、デザートに出るかもしれないし、嫌いなものは?と聞かれるとイチゴと即答することが染みついているので、一応そのようにお伝えしました。
で、当日です。
夕方に経済産業省から大規模停電の可能性の発表があり、帰宅を急ぐ人達でやや混乱気味の駅を素通りし、真っ暗で気味の悪いほど閑散とした六本木を通り、お店へ。
店に入ると誰も口には出しませんが、「よくぞ来てくれましたっ。」という声が聞こえるようでした。
席が厨房の調理台の目の前のカウンターだったので、料理人の技を目でも楽しめるとてもよい場所でした。
事件は突然に起きます。メインの肉料理の前のパスタで。
パスタと言えば、肉あり、トマトあり、海の幸、チーズ、和風など数々のバリエーションがある料理です。
が、その日のシェフのお任せメニューはなんとイチゴのパスタ。
いろいろな選択肢があるにもかかわらずのイチゴ!
予約の際にも「イチゴ嫌いです。」と伝えたにもかかわらずのイチゴ!
滅多に来ない人気レストランであるにもかかわらずのイチゴ!
これは試練というか敢えて課せられた乗り越えるべき壁だと思いました。
30代後半にもなって好き嫌い言うんじゃない。好きなものだけ選んで世の中渡っていけると思ったら大間違い。
嫌いなこと、苦手なものでもトライしないと成長なし。
お前の人生はそう。いつも苦手なものから逃げてばかり。ちゃんと考え直せ。今からでも遅くない・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( 中略 )・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というシェフのメッセージと受け止めました。
ま、私のところにはイチゴの代わりにトマト山盛りのパスタが出てきたのですが。。。
システム部 新井山でした。