保活終了

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

東北・関東大震災で被災されたみなさまには、心からお見舞いを申し上げます。
お客さまサービス部の片田です。

地震が起こる前夜のことです。娘が嘔吐し、ウィルス性胃腸炎と診断された、との知らせを受け、翌日の仕事はお休みさせてもらえるよう上司にお願いして、急いで帰宅したところ、我が家には1通のうれしい通知が届いていました。

認可保育園の入所承諾の通知でした。2月に1度不承諾の通知が来ていて、来年度の入園は完全に諦めていたのですが、入所予定者の中に辞退者が出たらしいのです。生後2カ月で待機児童になって以来、待機すること1年にして、ようやく4月から認可保育園に通えることになりました。

生後1カ月健診も済んでいない娘を連れての初めての外出が保育園の面接であったこと、いつ入れるともわからないのに、書類を何度も区役所に持って行かなければならなかったこと、区役所からの郵便物が届くたびに、認可保育所の承諾通知ではないかとドキドキしたこと、などが思い出されます。

現在娘がお世話になっている無認可保育園は、マンションの1室のワンフロアに30人ほどの子どもがいる小さな園で、担任の先生でなくとも全ての先生が子供の名前を覚えて下さり、常に先生の目が行き届いているという安心感もありました。娘は0歳のほとんどの月日をこの園で過ごした訳で、親の私なんかよりも、園の先生方やおともだちに育ててもらったようなものです。
現在の園にはいくら感謝してもしきれません。

ですが、残念なことに、現在の園では2歳までの子どもしか預かっておらず、それ以降の預け先を確保しなければ、私は働けなくなってしまう状態だったのです。
4月から通うことになった認可保育園は小学校入学前まで通えますので、その点で本当にほっとしました。

保育園は、子どもが毎日のほとんどの時間を過ごす場所です。どんな親も、保育園が、子どもにとって安全で快適で、楽しい環境であることを望んでいます。
同時に、保育園は親のためのものでもあります。親が自分らしく働き、家族が暮らすための収入を得るために、子育てのサポートを受けることができます。

保育園ごとに、先生が異なり、教育方針が異なり、それぞれ特色がありますが、現状では親にそれを選択する余地はありません。物理的に登園可能な範囲内にある全ての保育園に申込みし、たまたま空きが出れば儲けもの、そちらにお世話になるしかありません。数少ない入所枠を求めて、就活ならぬ保活が繰り広げられています。
全ての親子が、自分らしく生き生きと過ごすために、保育の充実を願ってやみません。
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