こんにちは。数理部の岸本です。
以前、玉子焼き(明石焼き)について書いたことがありましたが、
私の出身は兵庫県の明石市です。
両親が淡路島の出身だったこともあり、
子どものころはよく淡路島へ遊びに行っていました。
今は明石と淡路の間には明石海峡大橋が架かっていますが、
そのころにはまだなかったので淡路島へ行く手段は主にフェリーでした。
明石から淡路までの乗船時間は30分程度だったと記憶しているのですが、
お盆などの帰省ラッシュ時などは、乗船するまでの待ち時間がすごく長かったことを覚えています。
人はともかくとして、載せられる車の台数には限りがあるので、
いくら臨時便が増発されても追いつかなかったんだろうと思います。
まだ日の高いうちに乗り場まで来たのに、実際に乗船できたときには日付が変わっていた、なんていうこともありました。
待っている時間はひたすら退屈でどうしようもなかったのですが、
その一方で深夜まで起きていられるのが子ども心に少しうれしかったりもしました。
そういえば、初めて深夜ラジオを聞いたのもこの時だったように思います。
(余談ですが、明石家さんまのMBSヤングタウンという関西ローカルの番組で、今も続いている長寿番組です。)
つい先日、このフェリーがついに運行を休止するというニュースを見ました。
明石海峡大橋が架かったときに、乗客が減ったことで前の会社が事業を撤退し、
今の会社(愛称「たこフェリー」)に引き継がれたそうですが、
その後の高速道路料金の割引の影響などを受け、ついに運休となってしまったようです。
便利になっていくことはいいことだし、私もそれを享受してはいるのですが、
こうやってなくなっていくものがあるのは、やっぱり寂しいですね。