not 無縁、but 孤立 すなわち自分の選択

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

事業開発の菅です。
先日、とある企業の4か月に及ぶ新入社員研修で、1泊2 日の外部研修があったのですが、あるご縁を頂き、運営サイドとして参加させて頂く機会がありました。
1班、2班に分けれての研修で1班70名を担当させて頂 いたのですが、参加者の皆さんこれまでは座学主体の研修が続き、初めての外部研修とあって、初めは修学旅行状態。
とてもウキウキした状態でしたが、結論から言うと、終了の際には顔も引き締まり、社会に出ると言う事に対する感覚や意識が格段に高まった感じでした。

講師は薬師寺執事として各界でご活躍される大谷徹奘氏ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)数年前にNHKが密着し「愛情説法」走る!を刊行され、年間400回もの説法行脚を行う人間再生の専門家です。心の学校と言う教室も全国で開催しており、政治家を始め財界、芸能界などにも数多くの賛同者がいるので、名前を聞いた事がある方もいらっしゃるのでは。

さて研修の内容ですが、説法を聞いたり座禅、護摩業、作務などを24時間通して行うと言うものです。これだけ聞くと、よく聞くようなやつだよね。っと思われるかもしれませんが、日本で3本の指に入ると言われる説法者であり、受刑者などの人間再生を専門にされる方からの研修は、この24時間と言う時間は、講師も受講者も自らの命を削ってると言う意識で、魂の入り方も半端でなく、終始身震いしながらも、目頭が熱くなると共に、社会人10年以上たった現在だからこそ自己反省を促されるモノでした。機会がありましたら一度説法を聞かれるだけでも、目からウロコ、価値があると思いますので是非。

さて、平成19年に厚生労働省が調査した結果ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)によると、仕事における悩み・ストレスの原因の第1位は人間関係に起因するものだそうです。また年々その数値は上がっているそうで、その他の調査ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)でも、ストレスを抱える原因の1位は職場でのコミュニケーションや上司部下の関係など人間関係が他を圧倒している状況です。加えて毎日コミュニケーションズの調査ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)では、「上司」や「先輩」との人間関係がそれぞれ7割弱、5割強の回答者がストレスを抱える人間関係であると答えています。また20代~30代が最もストレスが高い事もあげられています。原因は様々考えられるのですが、以前に比べて地域社会や学校などで目上の人と話す機会が減り、上下の人間に対する尊敬が減った事が原因であるとの結論を見た事があります。いずれにせよ、職場におけるストレスで体に変調を来たしたり、チームワークが途切れたり、うつ病、仕事がストップするなど、その副作用は本人のみならず会社や顧客に対する影響も考えられます。
社会人1年生に研修を行う事は、そもそも人間関係などに大きな悩みを持っていない事が多く、直接的に理解できるものでは無いそうなのですが、ストレスを感じた時、逃げそうになったとき、この研修を思い出す事が重要とのこと。知識は年齢と共にどんどん蓄積すればいいけど、早い段階でこう言った心のインフラを整えておかないと、どこかで不調をきたす事が多く、むしろ知識量に反比例して、心は窮屈に狭く、他人を受け入れられなくなり、笑顔が少なくなり、人に自分の考えを押し付けやすくなり・・・・と。どこかで聞いた事があるセリフが続きますね。

研修と名のつくモノは数多ありますが、どんな研修からも、どんな人間関係からも、どんな些細な事象からも学べる事はあるはずです。それを学ぼうとするかどうかは、心の運転手である自分自身。さて今から実践せねば、読んだだけで満足するタイプに逆戻り。このご縁を人生を有意義に生きるきっかけにしようと思います。


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