「新幹線がなかったら」を読んで

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ライフネット生命 スタッフ

こんにちは お客さまサービス部の谷です。

昨年12月14日に初代新幹線車両(000系)が最後の走行運転を行いました。

飛行機をイメージした丸みを帯びたデザインは、そのあと発表された新幹線車両と比べても、優しそうな顔をしていて私は一番好きでした。東京オリンピックのあった1964年から45年間、ご苦労様でした。そう思っていた時に見つけた本が、元JR東日本会長の山之内秀一郎さんが書かれた「新幹線がなかったら」です。内容が面白かったので紹介します。
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今では、あって当たり前、日本の誇りと思われている新幹線も計画当初は、マスコミから「先進国のアメリカ・ヨーロッパでも鉄道は斜陽産業になっている。鉄道に巨額の投資を行うのは「万里の長城」「戦艦大和」に匹敵する世界の三大馬鹿ではないか。」と書かれるほど、大きな抵抗を受けたそうです。

出来あがってみると大成功でJRのドル箱となっていることは皆さまご存知の通りです。もし、「東海道新幹線がなかったら」----------
300キロ以上の遠距離のお客さまを飛行機で運ぼうとすると、ジャンボジェットが100機必要となります。世界で最も本数の多い羽田―新千歳間の9倍の飛行機便が新たに必要になります。

バスで運ぼうとすると10秒ごとに走らさなければなりません。イギリスの雑誌「エコノミスト」1998年12月号には「もし東海道新幹線が建設されてなくて、同じ人数を乗用車で運んだとすると毎年1800人の死者と10000人の負傷者がでることになる」という記事が載ったそうです。

新幹線の成功は、ヨーロッパの鉄道関係者に大きな刺激を与えたそうです。
イタリアでは「ディレティシマ」と呼ばれ、1977年にローマとフィレンツェを結ぶ区間の一部が開通しました。フランスでは「TGV」と呼ばれ、1981年、パリとリヨンを結ぶ区間の一部が開通しました。この他にも、ドイツ、スペイン、ベルギー、ロシアなど、次々に高速鉄道が実現しています。

一人を1キロ運ぶためのCO2排出量を比較すると鉄道は19g、飛行機は111g、バスは51g、営業用自動車は173g、自家用車は389gと、環境に格段に優しいのが鉄道です。

日本の決断が、世界の鉄道を変え、環境に大きく貢献したといって過言ではありません。
ライフネット生命も、従来の営業マンによる販売を、ネットで説明・納得・加入する方式に大きく変換しようとしています。今から10年後には当たり前の方式になると信じています。「ライフネット生命がなかったら----------」と言われるように頑張ります。
環境にも優しいライフネット生命のHPを是非ご覧いただきますようお願い申し上げます。

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