本日、生命保険文化センターより、「生命保険に関する全国実態調査(速報版)」が公表されました。
この調査は、1965年からほぼ3年毎に継続して実施されているもので、時系列の動向を見る上では、とても貴重なデータだと思います。私も、このデータをいつも参考にして勉強しています。
ただし、問題がないわけではありません。今回の調査は、全国436地点で一般世帯を対象に留置調査で行い、回収数は4054となっています。サンプル数としては十分ですが、その属性を見ると、世帯主年齢が平均56.3歳、世帯年収が平均613.8万円となっています。年収300万円未満世帯の割合は、16.7%です。教科書的に述べれば、生命保険のニーズが高いのは、まだ貯蓄のあまりない30代前後の世代のはずです。
現に、ライフネット生命の契約者は、20代・30代が7、8割を占めています。そうであれば、このサンプルは、年齢的にかなり偏っているのではないでしょうか。また、わが国の世帯の平均年収は、556.2万円であり、年収300万円未満世帯は、31.3%を占めています。
次回の調査から、もう少し若い年代を中心に、かつ、世帯分布もより平均に近い層を対象に実施してもらえれば、データとしての価値はより高まるのではないでしょうか。
因みに、ライフネット生命とSBIアクサ生命が、この4月に実施した調査では、20代、30代、40代、50代各250人(男女半々)の合計1000名をサンプルとしています。
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