金融庁は8月28日、「ソルベンシー・マージン比率の見直しの改訂骨子(案)について」意見を募集するとともに、新基準を2011年度決算から適用する旨、公表しました。
この新基準による数値は、2010年度決算から、参考指標として表示されます。
背景としては、昨年の世界的な金融・経済危機により大和生命が破綻しましたが、生命保険会社の健全性指標の代表格であるソルベンシー・マージン比率が、必ずしも経営実態を正確に反映せず、破綻を未然に防げなかったことについての反省があるものと思われます。もっとも、これは、何もわが国の生保に限った話ではなく、世界的にも銀行の自己資本比率規制を強化・厳格化する動きがあることは周知の通りです。
新基準によれば、株式や(昨年の金融危機の引き金を引いた)証券化商品などのリスクが、現行基準の2倍程度に見積もられるなど、規制が強化され、大手生保のソルベンシー・マージン比率は半減するのではないかなどと報道されています。
私は、個人的には、ソルベンシー・マージン比率の見直しに賛成です。理由は簡単で、「お客さまの視点から見れば、生命保険会社の健全性をより判断しやすくなる」と思うからです。 株式相場に与える影響なども重要な視点には違いありませんが、生命保険の公共性や市民生活における生命保険の重要な役割を考え合わせれば、お客さま=消費者にとって、プラスかどうかが、判断の基本に据えられるべきだと考えます。
いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。