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デグチがWatch 生命保険業界のオピニオンリーダー・出口治明が、生保について鋭くやさしく語ります!

岩瀬に言わせて! ワクワク経済研究所LLP代表 保田隆明さん編

投稿者:
岩瀬大輔

岩瀬大輔の対談企画「岩瀬に言わせて!」の第4回目のゲストは、ワクワク経済研究所LLP代表の保田隆明さんです。サンドウィッチを片手に気ままにランチ対談を行いました。

岩瀬(以下、岩):こんにちは。今日はよろしくお願いします。

保田(以下、保):この前、新幹線の広告見ましたよ。新幹線って、必ず降りる前に3分くらい乗降口にじっとしている時間があるじゃないですか。その間じーっと見ちゃいますよね。電車の広告もいいんだけど、新幹線っていい。競合の広告が無いし。 いま、Yahoo!のTOP画面で、他社がバナー広告をやってますね。「家計節約大作戦!」って。

岩:「家計節約⇒生保見直し」を訴求してくれるという面では、他社の広告であってもうれしいです。波及効果がありますし。保田さんは、最近テレビに出られたりしているんですか。

保:CSだとか、いくつか出ていますが、最近製作費がカットされちゃって、外に録りに行くのが難しくなっているんですよ。カメラ持って、クルーを何人か連れて行くと、コストがかかっちゃうでしょ。

岩:そんなところにまで、影響が及んでいるのですね。

-マクドナルドとWii-

岩:最近のおもしろい話、何かありますか。

保:マクドナルドとWiiの話とか。マクドナルドが最近好調なんですよ。最高益を出したり。

岩:それは、なぜでしょう。不景気で、消費者が価格の安い方に流れるといったことでしょうか。

保:一言で言うと、最近、マクドナルドの事業モデルがWiiになっているんですね、任天堂の。Wiiは、おじいちゃんおばあちゃんなど、今までゲームをしなかった人を顧客に取り込んで成功しました。マクドナルドも、これまでハンバーガーを食べなかった人を取り込んで、うまくいっているんですね。マクドナルド、行ったりしますか?

岩:半蔵門にもあるので、時々行きます。

保:例えば、朝マクドナルドに行くと、みんな120円コーヒーを飲んでいるんですよ。今まで喫茶店でモーニングを食べていた人が、マクドナルドに来ているんです。最近はスターバックスの顧客をも取り込んでいるイメージです 。

岩:ポイントは、コーヒーやベーカリーを通じて、これまでの顧客とは違う顧客層にリーチできたということでしょうか。

保:ええ。以前、マクドナルドが60円バーガーというのを出した時期がありましたよね。既存の商品を値下げすれば、売れるはずだと。その時、確かに集客は伸びたんだけれども、収益は落ちてしまったんですね。そこから彼らは勉強して、主力商品の価格を下げるのはやめて、サイドメニューを安くしたんです。

岩:やはりこういう時代なので、安いのが大事なのでしょうか。

保:安いだけじゃダメなんですよね。安い+αの何かがあるかどうか。コーヒーがおいしいっていうのもその一つだと思いますし。それに、あまり知られていませんが、マクドナルドは毎年かなりの数の新商品を出しているんです。最近も、元々のコアな顧客であるハンバーガーが好きな方向けに、クォーターパウンダーというボリュームがあって、少し単価の高い商品を売っています。新しい顧客のすそ野を拡げつつ、コアの顧客を離さないんですね。

-個人投資家は非合理的?!-

岩:個人の金融商品の買い方について、日頃、評論等のお仕事をされている中で感じられていることはありますか。

保:大学院で、個人のアセットアロケーションの授業がありまして、いかに個人投資家が非合理的かという話があったんですね。明らかにお得な商品があるのに、変えない。例えば、住宅ローン。住宅ローンって、金利が下がってくれば借り換えた方が費用を削減できるんですよね。にもかかわらず、多くの人たちが、借り換えていない。合理的な考え方をすれば、全員が借り換えるはずなのに。それは保険も同じですよね。

岩:なぜ、みんな変えないんでしょう。そもそも安くなるということがわかっていないのか、わかっているのに変えないのか。保険の場合、「乗換えたら、損をするんじゃないだろうか」という思いが、お客さまにはあるように思うのですが。

保:どちらもあるのでしょうけれども。

岩:これは、市場が成熟していくのにつれて変わるものなのでしょうか。

保:より多くの情報量が提供されたら変わると思います。日経新聞の経済教室で、インターネットの比較サイトに関する記事を読んだのですけれども、比較サイト上で最安値をつけているショップに、8割のお客さんが流れているんですね。これって、かなり合理的ですよね。

岩:住宅ローンの場合とは真逆ですね。

保:そうですね。住宅ローンは、まだあまりインターネットを利用して選ぶというイメージがないのでしょうね。インターネットを利用して、情報を比較して、という行動が根付いてくれば、より合理的な行動に近づくのではないかと思います。

-保険と運用は分けて考える-

岩:保険については、どのような意見をお持ちですか。

保:保険はぜったい掛け捨て、だと思っています。この間もテレビで話したのですが、保険会社に、保険だけでなく運用もお任せしてしまうのはいかがなものか、と。確かに、30年前であれば、個人が買える運用商品は預金と保険くらいしかありませんでした。ですが、現代は、投資信託は充実しているし、株式投資のリスクは下がったし、FXはあるし、個人の運用手段が多様化しています。そんな中で、運用を保険会社に任せる必要があるのでしょうか。 私は、保険会社に保険と運用の両方をお願いするのは、テレビデオを買うのと似ていると思います。テレビとビデオが一体化されているのは便利でいいかもしれません。でも、テレビデオって、テレビとしての性能やビデオとしての性能は中途半端な場合が多いじゃないですか。そう考えると、保険(掛け捨て部分)は保険屋さんに任せるとして、他方、保険の運用部分については、他の運用商品と比べた上で選ぶべきではないかと考えているのです。

-成功曲線-

岩:最後にライフネットへのメッセージをお願いします。

保:僕の人生で、いつもこういうふうに考えようと思っていることをお教えしますね。横軸に時間をとって、縦軸に価値をとるとすると、普通、私たちが想像する成長イメージというのは、正比例的な直線じゃないですか。でも実際は、こういうカーブを描くらしいのです。この曲線を「成功曲線」というらしいのですが。(出典:石原 明著 「『成功曲線』を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント(大和書房)」)    最初のうちは、なかなか思うように伸びないわけです。でも、伸びない伸びないと思っている時期にも、何かしらの力が蓄えられているのですね。そして、いつかブレークする時がくる。石の上にも3年っていうのはよく言いますよね。その時を楽しみにして、その時が来るまでどれだけ我慢できるか、それが、人間の成長においても事業の成長においても、一番重要なことらしいのです。

岩:保田さん個人の成長は、現在、この曲線のどこに差し掛かっているとお考えですか。

保:一時期、「急上昇の時期に差し掛かったかな」と思った時期もあったのですが、やはり今は、「まだ力を蓄える時期だな」と感じています。最初は、この時間軸で40歳位をゴールに考えてしまっていたのです。だが、ちょっと待てよ、と。40歳以降も充実した人生を送るには、ゴールを60歳・70歳にして、もう一度考え直さなければいけないな、と思ったわけです。そうすると、今はまだまだ修業期間ですね。

岩:自分の人生のどこにピークを持っていくか、という話ですよね。私も、当社の出口と一緒に仕事をしていて、60歳を過ぎて30歳位の人たちと新しい挑戦をする、なんていうのは本当に素晴らしいな、と感じます。それを思うと、まだまだじっくりじっくり修行期間ですね。曲線どおりに上がっていくのを楽しみにがんばりましょう。いいお話を、ありがとうございました。


ホワイトボードを用い熱弁を奮っていただきました。



保田 隆明さん

保田 隆明さん プロフィール
 ワクワク経済研究所LLP 代表パートナー

1974年生まれ。早稲田大学商学部卒業。リーマン・ブラザーズ証券、UBS証券にてM&A、資金調達アドバイザリーに従事後、SNSサイト運営会社の起業、ネットエイジキャピタル執行役員を経て現職。現在は、経済・金融分野をわかりやすく解説する活動をテレビなど各種メディアで展開中。また、仕事のかたわら、早稲田大学大学院ファイナンス研究科に通う学生でもある。著書に「企業ファイナンス入門講座」、「 投資銀行青春白書」、共著に「 投資事業組合とは何か」、「 M&A時代 企業価値のホントの考え方」(ダイヤモンド社)など多数。

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